「日本の台所」が代名詞であった「築地市場」が2018年10月6日についにその役目を終え、4日間で築地の水産業者、青果業者、飲食店、物販店など計1,600以上の業者がほぼ丸ごと豊洲に移転し、10月11日には新市場の「豊洲市場」がやっと開場した。土壌汚染問題、対策で2016年11月の開場計画が小池都知事が誕生により二転三転、紆余曲折あり開場時期は何度も延期された。「豊洲市場」は「築地市場」の約1.7倍、約40万平方メートルの広さを誇り、高速道路や幹線道路などへのアクセスも良好な環二通りと東京都市計画道路補助第315号線の交差点を中心に5街区から7街区の3街区に跨がって建設された。市場施設は東側の5街区に「青果棟」(地上3階建)、西側の6街区に「水産仲卸売場棟」(地上5階建)、屋上には広大な「緑化広場」、南側の7街区に「水産卸売場棟」(地上5階建)および管理施設棟(地上6階建)が配置されている。開場以来多くの見学者で溢れているという。「ゆりかもめ」の「豊洲市場駅」に降り立つと人・人・人の大行列で特に飲食街では長蛇の列でごった返しており大賑わいである。豊洲市場はまだ完成途上でこれから物流と食の観光拠点とする「千客万来施設」など建設中である。そして豊洲市場周辺は東京オリンピック関連施設「選手村」、「体操競技場」、「宿泊施設」が建設中であちこちにクレーンの柱が乱立している。2020年以降どういう姿となっているのか期待に胸が膨らむばかりである。(1812)


















