「相模原麻溝公園」のシンボルといえば第9回全国都市緑化フェア「グリーンウェーブ・相模原'92」時に建設された展望台「グリーンタワー相模原」である。自然と調和したデザインと茶系の外観、塔屋には美しい音色を奏でる12鐘のカリヨンを備えている。高さが55メートル、展望室高さは38mで全面ガラス張りで360度を見渡せるよう設計されている。眼下には麻溝公園と相模原公園の噴水広場、その奥に相模原沈殿池。女子美、「ノジマメガソーラーパーク」(さがみはら太陽光発電所)その眺望は心地よい。西には箱根から丹沢、大山の山並みが美しい。東側には町田、横浜、東京と続く町並み。遠くよく見ると30キロ先の「横浜ランドマークタワー」、「新宿高層ビル群」、そして50k先の「東京スカイツリー」が蜃気楼のように微かに見える。この景色、眺望は本当に伝説の巨人「でいらぼっち」の世界である。(1812)
東京都台東区上野に東京で唯一の天台宗門跡寺院「東叡山寛永寺」はある。台東区上野公園内「東京国立博物館」東側の閑静な一角にかつて寛永寺の伽藍の一部であった「東叡山輪王寺」はある。当寺はもとは「開山堂」、「慈願堂」と称していた。開山堂は東叡山寛永寺の開山である慈眼大師天海大僧正と天海大僧正が尊崇していた慈恵大師良源大僧正をお祀りするお堂(平成5年=1993再建)である。創建は正保元年(1644)。前年に亡くなった天海大僧正を祀る「開山堂」であったが、後に寛永寺本坊内にあった「慈恵堂」から慈恵大師像を移し「慈恵・慈眼」のお二人のお大師を祀ったことから「両大師(堂)」と呼ばれるようになった。本尊は阿弥陀如来。境内西側に入り母屋づくりの「本堂」、東側に「輪王殿」、西側に寛永寺旧本坊「表門」、の右には「阿弥陀堂」、本堂前には慶安4年製作の「梵鐘(鐘楼)」、参道左右に家光霊廟(大猷院)に奉納され「銅燈籠」がある。先に訪れた「日光輪王寺」は兄弟寺にあたる。(1812)