調布市深大寺に延暦寺の門跡に次ぐ寺格で、浅草寺に次ぐ古刹の天台宗別格本山寺院「浮岳山深大寺(昌楽院)」はある。創建(伝)は天平5年(733)。本尊は阿弥陀三尊像。「深大寺」の名称は玄弉三蔵を守護したとされる神「深沙大王」に由来している。広大の寺域と数々の堂宇には目を見張るものがある。山門より東、庫裡の東方約80メートル先、水生植物園の真向かいに明治17年再建の小さな堂宇「不動堂」がある。本尊の不動明王、二童子像が祀られている。幕末の深大寺炎上の際にその難を逃れて以来、深大寺の仮本堂に安置されていたと「不動堂再建願」(深大寺所蔵)の文書の記載されている。不動堂境域には東京都の名湧水57選の「不動の滝」があり、毎月28日には不動護摩供が行われる。(1811)







