鎌倉市小町に日蓮宗の本山で「東身延」とも「日朝さま」とも呼ばれている「妙厳山本覚寺」はある。創建は永享8年(1436)。本尊は釈迦三尊像。身延山の久遠寺にあった日蓮の遺骨を分骨したため「東身延」とも呼ばれている。当寺の堂宇で現存する建物の中で最も古い江戸時代の建立の「山門(仁王門)」を抜けると左に寺務所、右に宝方形造りで塔で昭和56年再建の「夷堂」がある。この堂に佐渡配流から帰った日蓮が一時滞在し辻説法などの拠点とした。境内正面に入り母屋造りの重厚な「大本堂」、本堂前右側に700年前作の「鐘楼」、日蓮上人の分骨を祀る「日蓮御分骨堂」がある。歴史、由緒ある堂宇の数々、そして境内の至る所に石碑、石塔、石像がある当寺は鎌倉江の島七福神、鎌倉十三仏霊場 第3番札所である。(1812)
座間市入谷に座間に残された里山の風情が生かされた自然と触れ合える公園「座間のオアシス」ともいうべき「座間谷戸山公園」はある。面積32.1haの園内には「サンクチュアリ」、「水鳥の池」、「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、「湧き水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、「星の谷街道・巡礼街道」、「炭焼き小屋」が配置されている。「水鳥の池」では越冬でやって来たであろう「カモ(鴨)」、そして渡り鳥ではない「カルガモ」が池の中央にある丘で一緒に羽を休めている。数羽は池で餌を求め水中に頭を潜らしている。間もなく「コサギ」、「青サギ」もやってくるであろう?(1812)