東京都渋谷区代々木神園町・神南二丁目、明治神宮の隣に23区内の都市公園の中で4番目の広さと大きさを誇る「代々木公園」はある。かつては陸軍代々木練兵場、戦後はアメリカ軍の宿舎、東京オリンピックの時の選手村であった。開園は昭和42年(1967)、東京ドーム11個分の広さで面積は540,529m2。園内には1万本の樹木が植えられ噴水がある北側のA地区と、スポーツ施設やイベントホールがある南側のB地区に分かれる。紅葉エリアは噴水池、中央広場周辺の「モミジ」、桜の園地の「ケヤキ並木」が美しく見頃となった。当園にはもう一つ「イチョウ林」があり黄色、黄金色に色づき美しい輝きを放っている。今当園は木々たちがオリジナルカラーで描くグラデ―ションで一年で最も美しい瞬間を迎えようとしている。(1911)
調布市調布ヶ丘に布多天神社の別当寺(栄法寺)を務めていた新義真言宗豊山派寺院の「三栄山大正寺」はある。創建は大正4年(1915)。「廣福山栄法寺」(上布田)、「紫雲山寶性寺」(下布田)、「三栄山不動院」(布団小島分の上布田宿境)の3ヶ寺が合併し「三栄山大正寺」とした。本尊は大日如来。調布駅北口前を走る都道119号(球甲州街道)布田の布多天神社参道に面して右に重厚な「山門」が構えられている。境内正面に入り母屋づくりの「本堂」(栄法寺より移設)、左に「観音堂」(不動院より移設)、「恵比寿堂」がある。現本堂前に大正4年次乙卯3月19日銘の三寺の碑がある。横たわれた涅槃物、佛足跡がある。明治4年3月、栄法寺で布田郷学校が開校さた。当寺の観音堂は多摩川三十三観音霊場8番札所、また調布七福神の恵比寿神であり、多摩八十八ヶ所霊場5番札所でもある。(1911)