相模原市下溝に欧風庭園内に「噴水広場」、その両脇に「メタセコイア」並木を配し、市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。当園のシンボル「メタセコイア」も5割ほど茶褐色に紅葉し始めているが完成にはもうしばらく時間を要するようである。まだフユザクラが咲き誇る咲に紅葉のメインとなる「紅葉の丘」、「見本庭園」、「衆遊の庭」、「遊具広場」がある。周辺のなかで「ラクウショウ」はもう真っ黄色になっているが「モミジ」と「メタセコイア」はまだ木の先端が少し色づき始めている。今年は猛暑酷暑の影響で少し異変が起きているのだろうか?昨年までの「モミジ」が真赤に染まり、その他の落葉樹も「赤」や「橙」そして「黄」に色を変化させ燃えるような美しい紅葉絵巻、グラデーション美を魅せてくれるだろうか。「自然の芸術品」である紅葉を我々はこの時期堪能しているが落葉樹たちは次年のため葉を落とす前に緑色から赤色、黄色へと命灯を燃やしている現象であり、プロセスでありある意味儚い。(1911)
東京都調布市に武蔵野の面影を残し46万㎡という広大な面積を有した都立として唯一の植物公園「神代植物公園」はある。かつては「神代緑地」として公開後、昭和36年に「神代植物公園」へと改称した。昭和60年に開園した回遊式「水生植物園」をはじめメインの施設として「大温室」、「噴水広場」、「植物会館」、「芝生広場」、「ドッグラン」などがある。園内には約4,800種類、10万本・株の植物が植えられ四季ごとに梅やツツジ、桜、バラ、アジサイ、ダリア、ボタン、ハギ、椿・サザンカ、紅葉が園内を美しく彩る。春のバラは花の種類が多く華やかであるが、秋のバラは特に早朝香りが強く高いといわれている。秋のバラフェスタは10/31に終了したが今、300品種、5,000株の花の女王たちはやや旬(見頃)を過ぎた感はあるがまだ綺麗に美しく咲き誇っていて花の女王らしい花姿とバラ特有の上品な甘い香りで来場者を虜にしている。(1911)
調布市深大寺に浅草寺に次ぐ古刹の天台宗別格本山寺院「浮岳山深大寺」(昌楽院)はある。延暦寺の門跡に次ぐ寺格である。創建(伝)は天平5年(733)。本尊は阿弥陀三尊像。「深大寺」の名称は玄弉三蔵を守護したとされる神「深沙大王」に由来する。深大寺で最古の建造物は桃山時代作の薬医門様式茅葺き「山門」で屋根上部は苔むし、草木が生えている。その山門を抜けると正面に重厚な入り母屋づくりの「本堂」、右に「寺務所」、更に右には「本坊」として「旧庫裏」、「書院」、「茶室」がある。山門右には「鐘楼・梵鐘」、本堂左に慈恵大師像が安置されている「元三大師堂」、「釈迦堂」と国重文の「白鳳仏」、本堂裏の丘に「開山堂」、「深沙大王堂」、「延命観音」、「亀島弁財天池」、「大黒天・恵比寿尊」と数多くの堂宇は本山の威容を誇っている。深大寺を中心として旧寺領「都立神代植物公園」が隣接、境内に複数の湧水源のひとつの「不動の滝」、やっと紅葉に彩られ始めた境外の蕎麦参道の側溝にはその湧水が流れ、両側に土産店・蕎麦屋が軒を連ね多くの観光客、参拝者が列をなしている。(1911)