横浜市港北区小机町に雲松院末寺の曹洞宗寺院「醫王山金剛寺」はある。創建年代(伝)は天文9年(1540)明翁永壽が草創、天明6年(1786)小机の中央古城蹟の山並みの元に大繼良智が曹洞宗寺院として開山した一寺である。本尊は薬師瑠璃光如来。横浜線小机駅前の横浜上麻生道路を西に向かい、第三京浜手前の小机郵便局を右折、その先左側の小丘に「醫王山金剛寺」の堂宇が建ち並ぶ。参道前右側に自然石の大きな「寺号標」が構えられている。参道を上ると正面に昭和60年に再建の重厚な入り母屋造りの「本堂」、右に「庫裏」がある。本堂前に建てられた慈愛の心を表わした「慈しみ観音菩薩像」がこの町を見守っている。当寺は「武南十二薬師如来霊場7番札所」となっており、500年寺歴を刻んでいる。(2004)
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