相模太夫の旅録=Tabi Log

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多摩市指定有形文化財の「旧有山家住宅」

2021-12-14 09:46:23 | 建造物
多摩市南野2-13にある「一本杉公園」内に主家は昭和56年に多摩市乞田543の「有山氏」からの寄贈をうけ解体・保管していたものを昭和63年に復元・移築された「旧有山家住宅」はある。当初、多摩ニュータウン開発の為に取り壊される予定であったが多摩市ではこの家を保存することとなった。多摩市教育委員会の資料によれば建築年代は不明であるが建築様式、建築手法などから江戸時代18世紀初頃と推定される。建物は桁行6.5間(11.83m)、梁行3間(5.46m)、寄棟造り、茅葺、平入りの農家である。間取りは閉鎖的な広間三間取り型、一間ごとに建つ柱、土間・床上境の伍平柱(柱断面のタテ・ヨコの差が大きい)、土間回りの手斧仕上げ柱、「ざしき」の竹簀子床など古式の特徴である痕跡が各所に遺されている。とくに土間は家全体の4割近くを占め小規模な建ちの低い農家住宅であるが文化的・学術的にも貴重な住宅である。なお、復元にあたっては茅葺屋根を茅葺形銅板葺に改めた以外はできる限り原形に忠実に復元した。現在、多摩市指定有形文化財として認定されている。(2112)
 
 
 
 
 
 
 


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