相模原市南区下溝と麻溝に四季の花が絶えない市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。インフォメーションセンター奥の斜面(土手)に4、5本の「スイフヨウ」(酔芙蓉)が植栽されている。スイフヨウ(酔芙蓉)は八重咲で8月後半から9月、フヨウ(芙蓉)は一重咲きで8月から10月と花期が異なる。どちらもハイビスカスの仲間でアオイ科アオイ科フヨウ属落葉低木である。スイフヨウは朝方は純白、午後には白い花びらが淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色に変化する花である。これはアントシアニンという色素が紫外線により合成が促進され変化する。花の命は短くてのとおり夕方には萎んでしまう「一日花」で儚く短命である。なんともデリケートで珍しくも美しい花である。(2109)
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