相模太夫の旅録=Tabi Log

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土気城主酒井定隆が開基の「如意寶珠山本壽寺」

2021-11-12 07:54:39 | 寺院
千葉市緑区あすみが丘の宝ヶ台公園、昭和の森公園近くに土気城主酒井定隆開基の顕本法華宗寺院「如意寶珠山本壽寺」は鎮座している。当寺は酒井定隆が土気城主となると、帰依していた本行寺開山日泰上人を当地へ招聘、「善生寺」(善勝寺)を法華宗寺院に改め、さらに長享元年(1487)に当寺を開山した。日泰上人の求めにより酒井定隆は領内寺院の殆どを法華宗に改めさせたことから「七里法華」=根本道場 と呼ばれている。徳川家康の関東入国に際し天正19年(1591)には寺領30石の御朱印状を受領、末寺19ヶ寺を擁し、妙満寺輪番「上總十箇寺」の一つであった。今なお多く酒井氏の古器を蔵し、本堂、泰師堂、庫裡、鐘樓等の構造は目を見張るものがある。泰師堂は日泰を祀り所にして信徒も多く、明治16年泰師講社建立時は加入者は6千人にも及んだという。桜並木の老木は定隆が植樹したといわれる「山門」より入山すると鐘楼がありその正面に入り母屋造りの「本堂」、右に「庫裏」があり、多数の石碑、墓碑が建てられている。(2111) 
 
 
 
 
 



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