相模太夫の旅録=Tabi Log

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足利尊氏再興の「龍門山高安寺」

2020-01-27 14:54:48 | 寺院
府中市分倍河原に元々この地にあった武蔵野守「藤原秀郷」の居館跡に建てられた「市川山見性寺」を暦応年間(1338-1341)室町幕府の将軍足利尊氏(1305-1358)が再建・再興した曹洞宗寺院「龍門山高安護国禅寺」はある。尊氏は国と人々の平和を願って全国に安国寺や利生塔を建立した。武蔵国の全国66ヶ国と2島に建立した安国寺の一つが現在の「高安寺」である。本尊は釈迦牟尼如来(文殊、普賢の三尊仏)である。室町幕府の保護により栄えかつては塔頭10、末寺75を擁し。鎌倉時代末期から南北朝の戦乱の時代には鎌倉公方の足利氏満、満兼、持氏、成氏が陣を敷きその後も上杉氏、後北条氏によって崖の上にあった当寺は軍事的に利用され次第に衰退の一途を辿った。府中駅より都道229号を三好町方向に5分ほど進んだ左に構えられた「寺号標石」を抜けると明治5年(1872)に建てられた重厚な二層・大型の「山門」があり、その先正面には享和3年(1803)入り母屋造りの「本堂」と「観音堂」がある。また「鐘楼」は安政3年(1856)の建立で東京都選定歴史的建造物指定されている。(2001)
 
 
 
 
 







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