相模原市南区新戸に建長寺末寺の曹洞宗寺院「萬年山長松禅寺」は鎮座している。南北朝時代から室町時代にかけての武将「足利氏満」が開基となり1350~60年代に創建。本尊は薬師如来である。当寺には市最古重文財指定の「足利氏満」が書いた「寄進状」が保存されている。「山門」より入山すると正面に宝方造りの屋根を持つ「本堂」、左手「鐘楼」、その一角にはいろんな表情の「羅漢像」が幾体も置かれている。山門前に「おびんずるさん」と「六地蔵」が祀られている。江戸時代に当寺は「寺子屋」を開くなど教育の場であった。参道や「山門」前、境内の「庫裡」の周辺には多くの樹木が植栽されている。今は百華に先駆け咲く「梅」がである。参道境内に15本ほど紅白梅の木があるが10日前は7、8分咲きあったが3月に入って気温も高く今日はもうクライマックスを迎え色鮮やかな満開の参道となっていた。いよいよ「梅花」も見納めの時が近づいている。(2303)
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