相模太夫の旅録=Tabi Log

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藤沢宿発祥の地に開山700年の時宗総本山「遊行寺」

2021-09-28 07:59:45 | 寺院
藤沢宿発祥の地に開山700年の寺歴をもつ時宗総本山の「藤沢山無量光院清浄光寺」はある。時宗の上人が「遊行上人」と呼ばれていたことから「遊行寺」で親しまれている。宗祖は勿論一遍上人。呑海上人が鎌倉時代末正中2年(1325)創建。本尊は阿弥陀如来。創建以降幾たびかの戦火、藤沢宿火災、関東大震災により倒壊の憂き目に遭い古い建築物は全消滅し100年近く廃寺同様であったが天正19年(1591)徳川家康から寺領百石の寄進を受けた後、時宗の総本山となった。藤沢駅より旧街道へ進むこと十数分「藤沢橋」を渡ると、遊行寺への入口である「惣門」がある。総門から山門跡に向けて石段が48段のなだらかな「いろは坂」がある。途中に塔頭の筆頭「真浄院」と本山役僧の宿泊所であったやはり塔頭の赤門「真徳寺」がある。いろは坂を上りきるとまず目に飛び込んでくるのが当時のシンボル的な存在の樹齢700年とも言われている「大銀杏」が青々と茂り聳えている。晩秋には黄金色に彩る景色は筆舌しがたい美しさとなる。大銀杏の奥に木造としては東海道随一の重厚感溢れる建造物「本堂」が建っている。本堂前には「地蔵堂」、「一遍上人像」、手水舎、鐘楼が建つ。(2109)
 
 
 
 
 
 
 





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