鶴川駅の南東町田市三輪に「桃源郷」とでもいうべき「三輪の里」がある。三輪城山を含むこの地域一帯の景観がなんでも大和国の「三輪の里」の風景に似ていることから現地名がついた。千数百年前この地に斉藤氏、荻野氏を遣わされて移住させた結果「三輪」の名称が付けられた。現在荻野氏の末裔は戦国時代には北条軍配下に属していたという。「高蔵寺」の右前方一帯の土地には四季の花で彩られる。2月中旬頃には赤、紅、ピンク、白の「梅」が満開となって見頃となるとそこはまるで自然のグラデーションを描いているかのようにまさしく桃源郷となる。梅園に入れないが鑑賞客用に地主の工夫で園の周りには細い散策道が設けられていてロープ越しに鑑賞できる。梅花のあと三輪の里は寒緋桜、そして山桜、樹齢百年の枝垂桜、菜の花、チューリップ、スミレ、ヤマブキ、レンギョウ、ミツバツツジ、シャクナゲが四季のスライドショーを見ているかのように美しく変化し「桃源郷」の景色が創り出される。(2501)
満開の桃源郷
満開の桃源郷
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