大和市下鶴間に「大山阿夫利神社分霊社」と「大黒天開運神社」がある。創建は不詳。境内奥に立つ銅像の「新田義貞」が元弘3年(1333)に鎌倉幕府の北条氏を討つためにここ鶴間を通ったことに因むとすればそれ以前と推察される。「大山街道」は江戸青山から大山阿夫利神社を結ぶ大山参りの街道で一帯は「相州鶴間宿」、「東江戸十里 西大山八里」であった。祭神は大山祇大神、大雷神、高靇神、大国主大神、太閤豊臣秀吉公霊で出世、金運、長命の御利益があるという。大山詣での道のりにどこか古の面影を残している。(2101)
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