相模原市の新戸地区にかつて寛文2年1659年に築堤された「相模川の堤防」、相模川治水対策等により上流に相模湖、城山湖、宮が瀬湖が造られその堤防としての機能は終わり、廃堤防敷を散策路へ活用すべく新戸老人会寿会が市に申請要望をもとに市が平成9年から7年かけて平均幅10m延長600mの中に散策路2.5m、両側に2mの植栽帯をもつ新戸の「相模川散策路」が完成。約200mの間に「約50本の河津桜」が植えられている。今年は大雪やら寒波で開花が一週間から10日は遅いようである。先週訪れた時、今にも開花しそうなくらい蕾が膨らみ始めていた。今日は並木の樹形が明らかにピンク色に染まり始点の木には10から15輪、他の全ての木に3輪から5輪可愛らしいピンクの花びらを開花させていた。枝にとまった小鳥たちも喜んでいるようである。相模太夫的には開花宣言としたいが、明日以降また寒さが戻る予報、この陽気で行くと今月末が見ごろとなる感じである。あと一週間後にはここのピンク色の美しい「河津桜並木」、「河津桜回廊」が見られる。(1802)
豊島区巣鴨に「とげぬき地蔵」の名で親しまれている曹洞宗の寺院「萬頂山高岩寺」はある。創建は慶長元年(1596)。当初江戸湯島に開かれ約60年後、下谷屏風坂に移り、巣鴨には明治24年(1891)に移転した。本尊は秘仏の「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵菩薩である。巣鴨駅より「地蔵通り商店街」へ入った右手に「山門」がある。山門を抜けた正面に「本堂」、右手に庫裡、境内左手に「洗い観音」が祀られている。江戸時代最大の火事であった「明暦の大火」で妻を亡くした当寺の檀徒「屋根屋喜平次」が供養に寄進した「聖観世音菩薩像」に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治癒するという信仰が定着し「洗い観音」となった。訪れた日も長蛇の列をなしていた。当寺は関東百八地蔵108番札所である。(1802)
四季の花が絶えない市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」。アイスチュ―リップが咲く「ユリノキゲート」から入った「遊具広場」の後方に早咲きの「河津桜」が5本植栽されている。今年は例年に比し寒い日が続き開花が一週間から10日ほどは遅いようである。しかしここ数日やっと暖かくなりつつあり春到来を察知、感知したのかやっと5本の河津桜の木に3~5輪可愛らしい濃いピンクの花びら広げ開き始めた。待ちに待った私的開花宣言である。河津桜は花図鑑によると「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」の自然交雑種によって生まれた日本にある桜の一種である。これから各地の「河津桜」追撮がスタートする。(1802)
座間市入谷に縄文時代からの人の暮らしが営まれていた土地で、最近まで里山の風情を残す場所、市民のオアシスとなっている「座間谷戸山公園」はある。時折訪れては「水鳥の池」でサギ、カモ、カワセミを撮っている。各地から梅便りが耳に届き今日は「谷戸山公園」へ。当園には残念ながら梅林はなくさほど本数はないけれど南入口の「ログハウス」近くの駐車場に「白梅」が、東入口「パークセンター」そばに「紅梅」、北入口の「伝説の丘」を降りたところに数本の「紅梅」が濃いピンク色の花びらを広げほころび始めた。数日前からやっと気温も緩やかになって春の兆し、百花に先駆けて咲く梅は「季節の道先案内人」である。(1802)
早咲きの「河津桜の名所」として年々知名度が上がりJR松田駅からはシャトルバス、最近ではバスツアーまで出るようになったここ「松田山」(西平畑公園)では今月10日より「一足早く桜の便り!!」、「一足早い春を楽しみに足を運んでみよう!!」~「第20回 まつだ桜まつり 2018」が開催されている。昨日「松田観光協会」からの開花情報のメールを受信し本日の行ってみると、西平畑公園会場の斜面を埋め尽くした360本の早咲きの河津桜が5~6分咲きとなって濃いピンク色の花を披露していた。「河津桜」の下では黄色の「菜の花」が主役を引き立たせていた。やっと咲き始めた河津桜の花蜜をもとめ「ムクドリ」たちが数十羽かやってきていた。この「桜まつり」は3月11日まで行われる。会場となる西平畑公園は足柄平野、相模湾、箱根山が見渡せる絶景の観光スポット。濃いピンク色の桜と黄色い菜の花のコラボレーション美、雲一つない澄み渡った青空の向こうには日本のシンボル「富士山」が「名峰」、「霊峰」の名に相応しい雄姿を見せてくれていた。(1802)