伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

令和版遺言の書き方と相続・贈与

2020-11-02 20:25:35 | 実用書・ビジネス書
 遺言の制度と相続、贈与についての一般的な説明をし、自筆証書遺言について文例を挙げて説明した本。
 遺言と相続について、一般の人が疑問に思う事項をわかりやすく説明しています。財産評価とか、税金関係は、この本を読んでもあまりわかりませんが、それは性質上仕方ないでしょう。
 自筆証書遺言(全文を自筆で書いて、日付をやはり自筆で記載して署名押印する遺言。法改正で、財産目録は自筆でなくてもよくなりました)の記載例が多数挙げられていて、主として、自分で自筆証書遺言を作成したい人向けの案内書として読まれる本だと思います。
 弁護士を遺言執行者として指定する文例が多い(大半がそう)ですが、公正証書遺言の公証人の手数料を解説していても(40~41ページ)、信託銀行の遺言信託手数料例に触れていても(58ページ。高い…)、遺言執行者の報酬にはまったく触れていないのはどうしたことでしょう。


比留田薫 主婦の友社 2019年8月31日発行
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