江戸の古地図や浮世絵・屏風絵・写真等を用いて、江戸の地形と開発、歴史、江戸時代の風物・風俗などを説明した本。
家康入国前の江戸の様子やその後の市街地の形成、上水道建設と干拓、大火事での焼失と再開発などの経緯が地図と相まって説明され、現在に至る変化や地名の由来等がわかり興味深く読みました。
鬼門とそれを守る鎮守の寺(「東叡山」寛永寺、江戸総鎮守としての神田神社の移設、裏鬼門に日枝神社を配置等)の配置、江戸の街の16%が寺社地など、宗教の位置づけ、宗教勢力の強さも、改めて感じました。
29ページの安政の大地震と関東大震災の震度分布の図。「震度分布」って書いてあるのに図に「Mはマグニチュードを表す」と記載して「M5」「M6」「M7」が色分けして書かれているの、震度とマグニチュードを取り違えたものと思いますが、今どき素人でもやらないミスで、編集者の能力を疑ってしまいます。こういうところがあると、全体に安直に作ってるんだろうと、他のところの信憑性にも疑いを持ってしまいます。
西東社編集部編 西東社 2020年4月10日発行
家康入国前の江戸の様子やその後の市街地の形成、上水道建設と干拓、大火事での焼失と再開発などの経緯が地図と相まって説明され、現在に至る変化や地名の由来等がわかり興味深く読みました。
鬼門とそれを守る鎮守の寺(「東叡山」寛永寺、江戸総鎮守としての神田神社の移設、裏鬼門に日枝神社を配置等)の配置、江戸の街の16%が寺社地など、宗教の位置づけ、宗教勢力の強さも、改めて感じました。
29ページの安政の大地震と関東大震災の震度分布の図。「震度分布」って書いてあるのに図に「Mはマグニチュードを表す」と記載して「M5」「M6」「M7」が色分けして書かれているの、震度とマグニチュードを取り違えたものと思いますが、今どき素人でもやらないミスで、編集者の能力を疑ってしまいます。こういうところがあると、全体に安直に作ってるんだろうと、他のところの信憑性にも疑いを持ってしまいます。
西東社編集部編 西東社 2020年4月10日発行