カフェの出店を希望して同僚と準備を進めていたが思いにズレがあり裏切られた気持ちで会社を退職した村上真芽が、祖母ハルが骨折して入院したのを機に、長らく訪れていなかった祖母宅を訪ねて庭の荒れ果てた様子に驚き、手入れをしてそこでカフェを開くという展開の小説。
体が衰え認知症の気配が現れた祖母に寄り添おうとし、祖母の言動と気持ちを理解しようとする真芽や幼なじみの遠藤、ハルを慕って庭に出没する近所の子どもあずきらの年寄りを大切にする姿勢にほのぼのとした暖かさを感じます。
自営業の採算とかがあまりに甘く都合のいい設定に思えますが、そこが夢のあっていいところなのでしょう。
はらだみずき 新潮社 2020年9月15日発行
「波」連載
体が衰え認知症の気配が現れた祖母に寄り添おうとし、祖母の言動と気持ちを理解しようとする真芽や幼なじみの遠藤、ハルを慕って庭に出没する近所の子どもあずきらの年寄りを大切にする姿勢にほのぼのとした暖かさを感じます。
自営業の採算とかがあまりに甘く都合のいい設定に思えますが、そこが夢のあっていいところなのでしょう。
はらだみずき 新潮社 2020年9月15日発行
「波」連載