一日中どこにも出なかった。家の中でゴロゴロ。本を読んでも、あまり集中できず、テレビを覗いても10分もしないうちに飽きる番組ばかり。音楽を聴く気にもならず、ほとんど何もせずに夕刻になってしまった。家でゴロゴロしている日はたいがいこんなものである。
ベッドの上で、風の唸り声に耳を傾け、時々聞こえる救急車の音の進行方向を探り、階上の家の物音や水道管の音を聞き、妻が見ている撮り貯めたビデオの番組の声から内容を想像し、いつの間に自分の寝息を心地よく聞いていたり、と無為の時間を過ごした。
風の唸り声は朝から弱くならない。最大瞬間風速が17mの南風を15時に記録。横浜市域の強風・波浪注意報はそのままであるが、三浦半島域では波浪警報に切り替わった。
外の気温は19℃を13時前に超えた。4月中旬並みの気温らしい。
雨の音はまだ聞こえてこない。夜に降り始める、という予報は今のところあたっている。
無為の日というとどうしても罪悪感に苛まれてしまう。昔から何かに追われて生きて来た性分なのかもしれない。何か、というのが未だに解らないのだが・・。「無為の日、おおいに結構」という心境にどうしたらなることができるのだろう。