今ぞっこんの石持浅海の短編集であるが、これ一冊で一つの長編とでもいうべき味わいがある。
何と言っても探偵役が人間ではない生命体というのが味噌であろう。しかも、バンパイヤに似ており、何百年も生きているということが分かってくると萩尾望都の「ポーの一族」なんかを思い起こしてしまう。
特にラストの本題にもなった「温かな手」は特にミステリーではなくとも石持浅海の本質を知ることの出来る秀作だ。この読後の鮮やかさは耐えられないほど素敵だ。しばらく余韻に浸っていた。
何と言っても探偵役が人間ではない生命体というのが味噌であろう。しかも、バンパイヤに似ており、何百年も生きているということが分かってくると萩尾望都の「ポーの一族」なんかを思い起こしてしまう。
特にラストの本題にもなった「温かな手」は特にミステリーではなくとも石持浅海の本質を知ることの出来る秀作だ。この読後の鮮やかさは耐えられないほど素敵だ。しばらく余韻に浸っていた。
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