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最後の晩餐 (2013/中国=韓国)(オ・ギファン) 80点

2014-03-13 13:44:37 | 映画遍歴

普通の韓国映画、ラブコメだと思い例のごとくたまたまいい時間だったので見た映画だった。ところが話す言葉は中国語、え、中国映画なんだ、でも何か韓流漂うこの流れは如何に?

不思議な気持ちで見ていると、前半はラブコメ・後半は純愛直球勝負のこれまた完璧な韓流の本流のうごめき・ものすごさだった。

高校生の手弁当から始まる思春期同窓生の恋愛って強いんだよね。また、見ていていじらしく強い共感が持てるのもこの年代の話です。それだけならまだしも、大学を卒業する時、急に女は「別れましょう」という。「5年後になって二人ともまだ独身なら結婚しましょう。」と。

何か、現代的な切り口じゃないか。結構こういう関係ってありそうと思わん?面白い。いいリズム、切り口。

そして急に5年がたちふたりのどたばたコメディが始まる。いつものパターンで、これは普通の韓流ではあります。時々うとうとする時も、、。

ところが、どうして、後半に切り替わるころから、話がややこしくなる。そう、完全ラブストーリー、身も心もキュンとなる例の超純愛路線です。5年の意味にこういう真実が隠されていたなんて、、。

この話、二人とも若くキレイなので観客すべてが胸キュンになるんですな。たまたま館内が空いていたからよかったけど、もうどこの席からも号泣のうめき声が、、。

いやあ、純愛映画一本見ただけでこの充実感。値打ちがありますね。僕のようなこんな老人を大泣きさせるんですよ。その巧みな演出と脚本は本当に心憎いほどですなあ。

それにしても中国語映画でこんな完璧な韓流映画とは、、。と、映画館を出てポスターを見ると、監督はオ・ギファンでした。

まだまだ韓流映画も見捨てられない。映画って、やはり現実をうーーーンと忘れさせてくれるマジックですよ。そんな本質的なことを感じました。久々に満足して映画館を出ました。脚はルンルンです。


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