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氷雨(2004)

2006-10-02 22:12:03 | 映画遍歴
周りから見れば卑劣で汚らわしい不倫も当人同士は美しいまともな恋愛の火で埋め尽くされている。実りのない不毛な愛であっても、だからこそ二人の愛は強い。
けれども、少しきれいすぎるかな。少し離れたところから見てみると、この二人も薄汚いものにしか見えないのだろう。
愛を成就させようとした二人のゆく末はやはりこういう形でしかあり得なかった。
うーん、いかにも古いね。美しいけれど、弱い。だからウソっぽい。
でも、雪の結晶のようにはかない美しい恋愛であった。
現実的ではないけれども、こんな映画もやはりたまに素敵だ。映画館を出ると忘れそうだけど、、。その美しさに加点。
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