脚本は柿喰う客の骨太作品。これを六風館がどう調理するのか、とても興味があったが、さすがでした。7人いる俳優陣、誰一人セリフのトチリもなく、相変わらず大学演劇での能力の高さを証明した形となった。
ただ、内容がとてつもない深い作品なので、美術等学生会館の舞台では少々物足りなく、演劇の中枢に行くにはとっつきにくい気がした。これだけは彼らのせいではないだろう。全体的にも六風館の体は十分成していた。
神とは、人間とは、生きることは何かという本源的なテーマが重いので、会館を出ると阪大のイチョウ並木の紅葉が私を慰めてくれる。風も心地よい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます