
ワイルダー作「わが町」は今まで何本も見てきたが、別役実がそれを基に神戸の大地震をミックスさせた劇だと言える。そしてこれが思いがけない相違を見せつける。
神戸が後半、クローズアップされるので、何か今までのワイルダー劇からイメージが浮遊されているかのようである。ワイルダーと別役とでは見続けるまなざしが違うのだろう、少し違和感を感じる。ワイルダーからは人生の営みの普通のことが生きる源泉となっていること。別役からは神戸の被災が感じられる。
何だかなあ、、。ワイルダー版を知らずに別役の「わが街」を見ていると、通常の演劇としての感動はあるのだが、、。
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