ホロドモールという言葉を知らなかったが、スターリン時代にウクライナでジェノサイドがあったことは知っていた。あの大粛清を実行したスターリンだから、さもありなんとは思っていた。
映画はホロモドールの実態と報道の自由ーメディアの功罪にも触れる。一旦権力を容認するとそこからはアヘン中毒と化する。あのブルジョアパーティの生々しさは現代にも通じよう。
映像がどれを取っても見事の一言。この重苦しいテーマにもかかわらず映画をまず目で見るという基本に限りなく貢献してくれた。ただ、映画的には、29歳で暗殺されるのであれば、そのシーンも挿入されるべきではなかったか。惜しい!
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