小津安二郎の映画が好きである。「東京の合唱」以外はすべて一応見られるものは見た。感心した。戦前のトーキーのものからカラーになるまで、すべて人生を見つめている映画ばかりだ。
特に「東京物語」は僕の映画史上でもベストに入るべき作品であり、現地の尾道は2回ほど旅をして東京物語を確認した。それほど惚れ込んでいる。
この本でもやはり「東京物語」への言及が多く、僕はまんじりともせずページをめくった。
踏み外さない女たちを描き続けた小津。要するに小津の映画はドラマチックな展開にならないのだ。だから女の観客で、小津を心底好きだという人はあまりいないらしい。こういう指摘も女性だから鋭い。そして「結婚」「家庭」はあっても「恋愛」は小津の映画にはないのだ。
うーん、なるほど、こういう風に分析したことがなかったなあ。とても新しい発見で、今までの小津への見方もかなり変わったと思う。
また全作品を見直さなければならないなあと思っている。最近、「東京の合唱」もやっと手に入れた。けれどなかなか見る時間がない。ただの怠慢なのだが、、。俄然また映画に対しての興味を見出すことのできた良書であった。
特に「東京物語」は僕の映画史上でもベストに入るべき作品であり、現地の尾道は2回ほど旅をして東京物語を確認した。それほど惚れ込んでいる。
この本でもやはり「東京物語」への言及が多く、僕はまんじりともせずページをめくった。
踏み外さない女たちを描き続けた小津。要するに小津の映画はドラマチックな展開にならないのだ。だから女の観客で、小津を心底好きだという人はあまりいないらしい。こういう指摘も女性だから鋭い。そして「結婚」「家庭」はあっても「恋愛」は小津の映画にはないのだ。
うーん、なるほど、こういう風に分析したことがなかったなあ。とても新しい発見で、今までの小津への見方もかなり変わったと思う。
また全作品を見直さなければならないなあと思っている。最近、「東京の合唱」もやっと手に入れた。けれどなかなか見る時間がない。ただの怠慢なのだが、、。俄然また映画に対しての興味を見出すことのできた良書であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます