初期の阪本を信望するファンとしてはここずっと煮え湯を飲まされてきた感もあったが、久しぶりのあの阪本が戻ってきた感はあります。
最近団地がクローズアップされますね。「海よりもまだ深く」然り。そんなに団地が現代において(取り残されているということで)素材的に魅力的な存在なんでしょうか。面白い現象です。
確かにあの日本版「未知との遭遇」シーンは、今までの展開からは場違いとでもいうような印象を持ちますが、それを一番分かっているのは阪本であろうと思う。でもあのシーンは是非とも必要だった、、。
ふとしたことから2、3年前に時空を戻らせてしまった夫婦だが、結局は息子の事故をあれからまた経験しなければならない。映画館を出てからそのことをとても強く感じる。何ともつらい話ではありますね。
全体的に大阪の生の空気に戻り、やはり阪本は健在です。考えたらこの大阪も日本の中では異次元空間なのかもしれません。
面白かったよ。
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