初めての劇団。短編連作公演。5,6作ぐらいかなと思っていた。しかし直前に2時間と聞く。結構長い。一体何作やるんだろうか。楽しみである。だいたい、普通60分ぐらいが多いのだ。短編とはいえ、一つずつ演劇である。演劇とあらば、当然としてそれなりの演出・演技が求められる。
見終わって9編だということに気づく。とても大変だったと思う。作品を作り、発表することの楽しさが彼らは今絶頂期なんだろうなあ。そんな野心作ばっかりだった。面白い。こなれている。練習も十分。知らなかった劇団だったが凄い。お見それいたしました。演劇することの喜びを彼らが一番感じている気がする。
前説から始まる「ラジオ~」も立派だが、「コードネーム~」が傑作。ヒットマン男とシンジケート女の二人の掛け合い。今思い出してもすごいと思う。「ジェイサン~」のとぼけたような決してラストを言い当てられない面白さ。才能が満開。
「大女優~」の観客全員を惹きつける面白さ、演技も絶品。「悲しき~」の想像力。とてもユニーク。秀逸。演技力も十分。そして「女子会」。もうラストを飾るにふさわしい。観客をノセてくれる。華やかで面白きそして人生の哀しきも女子力で充満させるそのパワーよ。
この演劇からものすごい元気をもらいました。こちらからありがとうと言いたいぐらいです。
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