デビュー作から6作とも直球勝負に出ていた是枝裕和監督が、時代劇人情コメディーという敢えて不得手と思われる分野に打って出た作品、なのだろうが、映像のクリアさ、俳優の演技は認めるものの肝心の僕の心に触れる何かが全くなかったのも事実。
あれだけいい俳優陣を集めていて、観客と距離があったのはやはり決定的な何かがこの作品にはあるのだろう。
まず、コメディーでありながら、館内ではほとんど笑いが見られなかったこと。
まあ、こんな人生でもいいんじゃあないんでしょうか、、という開き直りも厳しい視線があって初めて活きることである。仇役の浅野忠信が深くお詫びをしたぐらいじゃすまないんですよ。
一人抜け駆けをした赤穂浪士のエピソードも同じ。こんな、イージーで、今の世の中いいんでしょうか、、。彼はそれを今までひとつの核にテーマとしていたのではなかったのか。彼自身に対して、僕は問題作だと思う。
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あれだけいい俳優陣を集めていて、観客と距離があったのはやはり決定的な何かがこの作品にはあるのだろう。
まず、コメディーでありながら、館内ではほとんど笑いが見られなかったこと。
まあ、こんな人生でもいいんじゃあないんでしょうか、、という開き直りも厳しい視線があって初めて活きることである。仇役の浅野忠信が深くお詫びをしたぐらいじゃすまないんですよ。
一人抜け駆けをした赤穂浪士のエピソードも同じ。こんな、イージーで、今の世の中いいんでしょうか、、。彼はそれを今までひとつの核にテーマとしていたのではなかったのか。彼自身に対して、僕は問題作だと思う。
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