四六版上下800ページ近くの長編小説であります。警察に勤務する3代のハナシで、1代目の謎の死が孫の世代になってやっと解き明かされという最後まで読者をぐいぐい引っ張っていく力量はさすがであります。
この本、読み始めて(僕はだいたい通勤電車でしか読書をしません)3日で読み終えました。どれだけ面白いか、通勤が楽しみだという想いも久しぶりです。
戦後のどさくさの上野公園の様子、息子の時代になって1970年前後の第二次安保闘争、三菱重工業の爆破事件等のリアルさ、孫の時代の警官がおとり捜査でどこまで踏み込めるかという現代的テーマは出来たらこの倍ほどのページ数で描いて欲しかった気がします。やはり3代のハナシとなると少々ちょん切らないと話が進まないので、省略している部分も多いが、それがラストの驚異的な真相にたどり着く要因なんでしょう。
いわゆる本格ミステリーではないが、ミステリーの形をした警察小説なんでしょう。この手の小説が日本でも誕生したのは実に嬉しいことだと思う。力作です。
この本、読み始めて(僕はだいたい通勤電車でしか読書をしません)3日で読み終えました。どれだけ面白いか、通勤が楽しみだという想いも久しぶりです。
戦後のどさくさの上野公園の様子、息子の時代になって1970年前後の第二次安保闘争、三菱重工業の爆破事件等のリアルさ、孫の時代の警官がおとり捜査でどこまで踏み込めるかという現代的テーマは出来たらこの倍ほどのページ数で描いて欲しかった気がします。やはり3代のハナシとなると少々ちょん切らないと話が進まないので、省略している部分も多いが、それがラストの驚異的な真相にたどり着く要因なんでしょう。
いわゆる本格ミステリーではないが、ミステリーの形をした警察小説なんでしょう。この手の小説が日本でも誕生したのは実に嬉しいことだと思う。力作です。
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