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「昭和史 1926‐1945」(半藤一利/著 平凡社) 85点

2009-08-15 17:21:48 | 読書遍歴
かくも長き昭和においても、一番の暗黒時代、それは満州事変から太平洋戦争突入、そして敗戦という国民がみな清貧を強制された10数年であろう。
日本だけで、300万人の死者を出してしまった太平洋戦争。この数字の大きさに改めて唖然としてしまう。
日本人は終戦は8月15日だと思っているが、実際は8月14日であり昭和天皇により広報されたのが15日であるという事実。しかし、更に詰めると調印するまでが真の戦争の終わりであるということ、、。そのため、満州では8月15日以降でもロシア、中国の内戦等により30万人の日本人が死んでしまったとの恐るべき事実。
先日NHKの報道番組で、満州に残された人たちについて日本政府は残留を指示したという。これは見殺しというよりある意味殺人ではないのか。
何故、8月15日以降になっても日本人が30万人も死ななければならなかったのか、、。知っているようで本当は何も知らない現代人。

現代人への警鐘は続いている。政治は自分たちの話であり、他人事ではない。自分の頭で考えていかなかなければならない。人任せには出来ないものなのである。
歴史はマクロな目で眺めると不思議と真実が見えてくるものなのである。

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