秀作との評判高い本格ミステリー。舞台が外国に移ってから、外国人の名前が出始めてから、スピードが止まる。でも、表紙の裏に登場人物の名が出ているので、何とか読み切る。
りり子さんが素敵で、まさに断然主人公なのだが、まさかあんなことに。この辺りの白井の大胆ぶりに酔ってしまう。
話は二転三転、面白いです。人民教会は当時、世界的に衝撃を与えた事件なので、僕自身気にはなっていました。まあ、詐欺の蘊蓄も興味があり、そこらのミステリーでないことはわかる。
僕的にはあの衝撃的なラストはちょっとやりすぎかなとも思いました。少々鼻白む。でも最近のミステリーに活力をつけるさすがの秀作です。
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