セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

ゲド戦記 (2006/日)(宮崎吾朗)

2006-08-20 21:56:24 | 映画遍歴
原作を読んでいないから分からないが、この話が原作に近いものだとしたら、あの内省的なセリフは原作に負うものであるし、僕には説教っぽく聞こえなかった。むしろ一つ一つが心に染みるように入ってきたのはみんなと年齢が違うせいだろうか。
宮崎アニメを期待する人たちはそれでもトーンがかなり違っているから落胆するだろうね。映画を見ていて子供に戻ってわくわくするようなほとばしりがないからね。
でも、作家が違っているし、原作も違っているので当然といえば当然なのだ。
絵は詳細部分で不満なところもあるが、それでも充分ダイナミックで素晴らしい。肝心のセリフも声がみんないい。
名作の誉れ高い文学であり、これぐらいのセリフが説教ぽく聞こえる人たちは、既に読書自体を忘れ去っているのではないか、逆に現代人の活字離れに対して憂いを感じる。
****

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時をかける少女 (2006/日)(細... | トップ | マイ・ボディガード (2004/米... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一発ガツン! (broadway05)
2006-08-23 12:12:43
ヌートリアさん、こんにちは。



少々、説教臭く感じた者としては一発脳天に喰らった感じです。

確かにおっしゃる通りかも知れませんね。

『王と鳥』の感想、お待ちしています。



broadway05



返信する

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事