うごめくカメラ。回りつづけ瞬発的にフラッシュバックする映像。なかなか主人公の拭い切れない過去を象徴する思い入れが動的な映像に結びつく。
中盤以降の思いもかけない復讐バイオレンスは執拗だ。しかも長い。心が死んでいた男に一筋の光が入ったときの輝きとその更なる死がそうさせるのだろうが、ちと脚本が嘘っぽいことに気づく。
以下ネタバレ。
ピタが死んだなんて、言葉だけで信じる親なんているわけないじゃないか。ここがこの映画の一番弱いところだ。これは観客をだますため以外の何ものでもないから、かなりアンフェアーだ。ラストはいくらなんでも喜劇にしか思えなくなる。
演出、映像ともかなり好きだっただけに惜しいですね。でも好きだから減点なし。
****
中盤以降の思いもかけない復讐バイオレンスは執拗だ。しかも長い。心が死んでいた男に一筋の光が入ったときの輝きとその更なる死がそうさせるのだろうが、ちと脚本が嘘っぽいことに気づく。
以下ネタバレ。
ピタが死んだなんて、言葉だけで信じる親なんているわけないじゃないか。ここがこの映画の一番弱いところだ。これは観客をだますため以外の何ものでもないから、かなりアンフェアーだ。ラストはいくらなんでも喜劇にしか思えなくなる。
演出、映像ともかなり好きだっただけに惜しいですね。でも好きだから減点なし。
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