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本性 (2018 KADOKAWA)(伊岡 瞬 著)  75点

2018-09-19 23:25:12 | 読書遍歴

何ら関係なさそうに見える人たちに一人の女が入り込んでくる。この女は一体全体何者なのか?

読みやすい文章、興味あふれる題材、描写も面白くほぼ一気読みである。

ところが、刑事たちに.の視点でページが繰られる頃から、何やら戸惑うように変な展開になる。謎の女が想像以上に同情できない女であることに違和感もある。

後半まで面白かっただけに、ラストの描写は残念至極。読後感も当然悪い。これほどいい悪いの激しいジェートコースターもどきは伊岡では珍しい。

ミステリーとしてはそこそこ水準を越えてはいるが、、。


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