セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 72本

ヴァーリヤ! 愛の素顔 (1983/露)

2006-07-11 18:57:13 | 映画遍歴
まさに二人劇だ。夜中の劇のため、重苦しい雰囲気が漂い見ているほうも睡魔に襲われるなど厳しいものがあるが、そこはミハルコフ、映像は秀逸だし、二人の演技力も鋭く、90分を持たせている。

セリフによってそのうち二人の歳月を観客が知る構成になっているので、少々単調な内容なのだが、ラストにかけて動的になっていく辺りはさすがミハルコフとうなるシーンもある。

題名のヴァーリヤも結局画面に出ないまま映画は終わるが、その納屋での光の射すシーンは希望のシーンでもあるのだが、ミハルコフの薄ら笑いが聞こえてきそうだ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全線 (1929/露) | トップ | 十月(1928/露) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事