何かパスししてしまいそうな題名、そして最近やたら流行りの老人映画ということで期待はしていなかったが、どうしてどうして暗い映画よりこういうように明るい映画もいいのかなあと思った。
ベタな展開、ラストも想定内の映画ではあったが、俳優たちの老人ぶりがとても印象に残った。実年齢は90行っている人もいれば、ありゃまあ50代の人もいたのだ。
セリフのほとんどない人もいれば主役で演技を求められる人もいる。それでも全員違和感なく人生の最期を迎えるホームでのひとときと希望を訴えている。
ラスト近くみんながバスから降りて川辺(海?)の日の出を見る光景は完全にモネの「日の出」でした。こういうちゃっかりと楽しんでいるところもこの作品の見どころですね。
死に近い年齢の人たちといっても若い人と同じく人間は希望がないと生きていけないものなんだよ。そういうシンプルなテーマが強く印象に残る。
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