「永遠の僕たち」がまだ印象深いガス・ヴァン・サントの新作。しかも今回は青木樹海を舞台に渡辺謙との共演となれば身を乗り出して即映画館へ。観た感想は想像していたより意外や楽天的でチャーミングなファンタジーでした。
敢えてこの題材(青木樹海という自殺の名所)だから陰気な厭世ものにしたくなかったのかもしれない。挿話がアーサーだけで、タクミのが全くないのことに訝ってはいたが、最初にタクミが戻ってきたり、あのヘンな名前の家族名を告げたりするところで分かるべきだったのかな?
冒頭にも書いたが、ガス・ヴァン・サントにしてはとても明るい話です。前向きです。全然人生に誰も絶望していません。まあ、夫婦なんていろんなパターンがあるから、こんなちょっとしたことでも破滅しかけることもあるわけですよ。でも少々作ってる感もある。
やはり現実感のないファンタジーは少々僕にはきつかったかな。ガス・ヴァン・サントがこんな作品を作るなんてね。そのことに一番驚きました。何かいいことあったんでしょうかね、、。
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