今流行りのご当地映画ですね。しかし田舎といっても地方の大都会鹿児島の話です。今やどこの商店街も運命共同体です。これはご当地とは言え、他人事でない我らが街の話なんです。
と、特に気を使っていない佐々部の普段着姿の演出が見えます。力を抜いて、俳優にすべてを預けて、にこにことカメラの脇に立っている佐々部が想像できます。
鹿児島弁は俳優さんたちが頑張っていたようでなかなか見事なものでした。吹石は子供時分にいなかったとかでうまく逃げてたけどあれはどうかな。ちょっと努力が足りんぞ。
まあ、母親が2バツ、長女が1バツ、次女が1バツ予備軍、3女も不倫中、そしてこの家は母親が前夫の菓子職人とただ今同居中と、なかなか奇抜な設定でございます。「とらやでなく、ばつやでござい」なんて、笑わせます。そういうところを深刻ぶらずにさらーと日常的に描いているところは憎い。うまい。
まあ、ラストもだいたい想定内で終わるが、雰囲気はすこぶるいい映画です。ところで、商店街、日本全国津々浦々、これからどうなっちゃうの?その解答ヒントは映画では示されませんでした。
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