セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 94本、 演劇 72本

いくさの底(2017 古処 誠二) (KADOKAWA)  80点

2020-08-10 10:40:29 | 読書遍歴

めずらしい戦争中の、しかもビルマでの駐屯中に起こった殺人事件。なかなか読みごたえがあり、意外と題材から読みづらいと思われたが、そうではなく、ページ数も短くあっという間に読み切る。

2転3転するミステリーの手法はまさに本格ではあるものの、そのデータが読者に提供されないので、ある意味アンフェアかなとも思う。

でも、日本人たる私がビルマ戦線のことをあまり知らないというのも恥ずかしく、その意味でもこのミステリーは有意義だと思えました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海辺の映画館 キネマの玉手... | トップ | 愚者の毒 (祥伝社文庫)(2016... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書遍歴」カテゴリの最新記事