最近見かけなくなっていた純愛ラブストーリーです。この手の映画は韓国にお家芸ともいえる秀作が多いが、台湾もまた違った味わいを見せ、多彩な脇役陣の魅力をバックに王道のラブストーリーに仕上げている。
普通冴えない路線バス、郵便局、私書箱などをツールに、2時間退屈させない脚本、演出は見事の一言。なかでも脇役が全員面白、おかしく、楽しんでいるように、まるで水を得た魚のように画面から伝わる。
主流はコメディ調である。だからこそ、ラストに思いがけない感動を呼び起こす。大したものです。かなり計算されている映画ですネ。
この年になって、恥ずかしくも、性懲りもなくこういう映画が好きだと言いたい。特に最近は、こういう作品を見たくて映画館に通っている気がします。映画は年齢を超え、作品に向かってストレートに接することができる。そういう本質的なことを感じさせる作品です。いい映画日和でした。
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