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悪党たちは千里を走る(2005年 光文社)(貫井徳郎) 75点

2008-10-19 10:12:42 | 読書遍歴
貫井の作品でもぴか一読みやすい作品で、結構厚手の本なんだけれど一気読みしちゃいました。子供の誘拐もので、最初は犬を誘拐するという着想がイケてる。

そのうちどんどんこんがらがってくるんだけれど、登場人物が魅力的でユーモアと愛情に満ちており、楽しく明るく読ませていただきました。あの、誘拐での現金への換金方法はなるほどと納得するものがあり感心した。現代の文明の利器を常に考えていなければならないから、ミステリー作家も大変ですなあ。

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