これは一気読みだなあ。ミステリー的には大変面白い読み物であります。そして女性ならではのあの内面的苦悩も理解でき、でもそれが伏線になっているとは、、。
でもこれは叙述形式だからできることで、映像では不可能でしょう。このトリックをこの作品では二度ほど試していますね。でもやはり面白い。秀逸です。
問題は自殺に見せかけた殺人を警察が気付かないはずがなく、あのラストの二人の警官が訪れるシーンは主人公の二人が思っているような経過を踏まないのではないか、というのが僕の推理です。
だって、あの青年には完ぺきなアリバイがあるはずです。そして遺留品を置いたり、自殺偽装するときには、何か犯人は指紋等の証拠を残しているはずですよね。
とはいえ、娯楽作品では水準以上ですね。いやあ、女性にはミステリーが似合う。
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