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現代にしかとまだ残滓のようにインドに残る不条理を、風刺精神たっぷりに独特の世界でフィルムに焼き付けた爆弾のような作品です。
何だか、昔見たオーソン・ウェルズの「審判」を思い起こしたが、考えたらカフカにも似た不条理劇ということではどこかでオマージュがあるのかもしれません。
映像も決まってるし、テーマも切れてるし、映画的には言うところなしなんだけど、どうも潤いがないんですなあ。やはりこの映像にずっとついてゆくのはきついよ。ダメと思いながら何度も睡魔に。
いやいやこれは年齢の成せる業なれ、と思いたい。もはや映画でさえ僕から離されてゆくのか、と思いそのまま「パターソン」を映画はしごする。
そしてまだまだ体力的には大丈夫であると安堵したのであった。
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