旗揚げ公演以来ずっと見ているお気に入り劇団です。今回は架空の星の争乱劇なのだが、こういうストーリーは演劇を見ているとよく出会う。でも一味違うハコボレだから、見どころは十分あるはず。
劇場に入ると、そこはうーんとうなるぐらいぜいたくで丁寧な美術が目の前に。もうそれだけで魅せてくれる。そして中盤、この大道具が急速にパタパタと組み立てられ戦車となるい一瞬。ああ、今回は前田はこれをやりたかったんだなあと勝手に納得。
いつも主役を張る前田は今回もそうなのかなと思いきや、セリフの内容といい片山直樹にそれを譲っているようだ。そして「ハコ」にこだわるこの劇団、やはり最後には「ノアの箱舟」を出して来た。そうなるとお決まりの結末が待っている、、。
いつもよりは広い舞台で、大道具から戦車を作り、それを自由に動かす。その大活劇の炎上。これはとてつもなく迫力がありました。
最後に今回の文庫本カバーのフライアー、とても素敵でした。裏面は何か砂漠に立つ星の王子様の雰囲気がありました。馬詰峻さん、いつもながらスゴイ。
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