おなじみ岬くん。かつての司法修習生時代の事件。
相変わらずとっても面白いけれど、これって、この本を初めて読む人向けに作られてないね。もうこの中山の連作を読みつないでいる人が、岬の若い時はどうだったんだろうって、ないものねだりで生み出した作品のようでもある。
かなり長く割いている岬のピアノ演奏シーンのあの表現は今回はまともに読めませんでした。逆にこの岬シリーズのファンはじっくり読むんだろうなあ、、。ということは僕はファンではないということ、なのかも、、。
一番かなわんのは、強引な真犯人造形。あまりに無理っぽくありません、か? あれだけの材料で、そりゃあ、これはもうミステリーではありませんな。
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