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タイフーン TYPHOON (2005/韓国)(クァク・キョンテク)

2006-04-15 23:25:00 | 映画遍歴
韓国映画にしては西洋人がかなり出てくるので、毛色の変わったお金のかけた映画だということが分かってくる。
でもこの映画、結構不満も多い。
主役がチャン・ドンゴンらしいが、役的にはイ・ジョンジェが主役であること。そのため、観客の視点が2人に分散されること。
これほどのヒューマニズム的なテーマをもっていながら、映画的に悪役が存在しないから、感動度が盛り上がらないこと。
あれほど愛しい姉を殺めた後、その後通常に格闘していることも不自然。姉を殺める理由に乏しくなったこと。
米軍の潜水艦攻撃は何なのか、ちっとも分からない。
その他結構、要するに中途半端な演出が多いのだ。あれじゃ、映画的に盛り上がることはかなわない。
題材的には面白いのに、これは大味な映画になってしまったね。脚本のせいだと思うけれども、演出的にも問題があるのかもしれない。
たまにこんな韓国映画もあります。
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