道尾の作品でミステリー色がこれほど希薄というものも初めてではないでしょうか。サン・テグジュペリの星の王子様などを引用されるから驚いてしまったが、概して少々読む勢いに欠けてしまった。
人の発する言葉が本当か、嘘か、それによって振り回される人生。なーんて主題は今までにわんさと読んだ。やはり道尾はあっと驚くミステリー仕立てでないと本領を発揮しないのではあるまいか。
展開も綿密に書いてある部分と、雑に時間を経過させている部分のアンバランスも目立った。特に主人公がたった一行ぐらいでナオとの結婚に触れているが、これはいくらなんでもきちんと書いて欲しい部分だろう。道尾ファンならずとも少々戸惑う。
でも、道尾はひょっとしたらこの作品を気に入っているのかも、、。
人の発する言葉が本当か、嘘か、それによって振り回される人生。なーんて主題は今までにわんさと読んだ。やはり道尾はあっと驚くミステリー仕立てでないと本領を発揮しないのではあるまいか。
展開も綿密に書いてある部分と、雑に時間を経過させている部分のアンバランスも目立った。特に主人公がたった一行ぐらいでナオとの結婚に触れているが、これはいくらなんでもきちんと書いて欲しい部分だろう。道尾ファンならずとも少々戸惑う。
でも、道尾はひょっとしたらこの作品を気に入っているのかも、、。
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