青春、17歳、男2人&女1人、愛と死、タイムトラベル。これだけでもう胸キュンになるはず。思いがけない拾い物映画です。傑作と言いたい映画です。
自分はどうなってもいから、友人を救いたいから、自分の存在が忘れられようとも、自分が友人のことを例え忘れてしまおうとも、愛する人が生きているだけで、それだけでいい、、。
こんな純な気持ちがこの映画をプリズムのようにきらきらさせる。青春とは一瞬である。一途である。人を思う気持ちに嘘はない。人のために自分を犠牲にできる。それがどういうことになるのか、そんなことはどうでもいい。ただ人を助けたい。自分はどうなってもいい。そして人のために自分は何をすることができるか、、。
修太は親からも忘却され、朔、そしてミチルからも存在していたことを忘れ去られ、この世にいなかったことになるのだ。タイムトラベラーの悲劇である。時間軸のはざまで永遠の命は続くが、しかし永遠の孤独を生きることになる。この壮絶な哀しみに、この映画を見た後、改めてぞくっと来る。
ラスト、江の島海岸でプリズム交換する3人が哀しい。青春とはそれぞれが同じ方向を見つめていることである。それは一瞬であり、永遠である。大人になって老成しても僕たちはそれを忘れることはない。
何故なら青春とはいつでもその時に戻れるものなのだから、、。極上の青春映画です。
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